2012年7月7日土曜日

「買い物弱者」ってウエメセ?

こんどは、磯崎哲也さんのGoogle+の記事から、Business Media誠の記事を読んで。

この記事の筆者(相場英雄さんというらしい)は、良い悪いは別として、自分の考えをきちんと伝えようとしている点において、どことは言わないがその辺の質の悪い新聞記者の記事よりはちゃんと読もうと思える。
単に、私の考え方と違うというだけだと思う。

私の考え方は、磯崎さんと似ていて、「もっと競争すれば不便さは徐々に解消されるはず。」というものです。

だって、イオンにかぎらず大規模商業施設の出店で、そこに行く事が便利、もしくは楽しいからお客が集まった訳です。そこに行かない人、もしくは行けない人が居るのは事実。

話は単純で、大規模商業施設に行かない人はどうしているか?大規模商業施設に行けない人はどうしているか?を考えればいいんですよ。

意識的に行かない人は、今議論する意義は少なそうなので割愛させて頂きます。

さて、イオンなどの出店により、不便になった人ってどんな人でしょうね。
まず、記事中での主張として、「イオンなどの出店により、商店街が衰退したから、買い物弱者が発生した!」という論調なのですが、本当なんですかね。
イオン云々の前からその人達にとって商店街など無かったと考えているんですが、データが無いのであくまで推測です。
商店街が無くて、遠くまで行かないと不便な所に住んでいた人達が、単に年をとって行動範囲が狭まり今の状況になったんじゃないか?と思っている訳です。
シャッター通りの発生の一つの要因として大規模商業施設が挙げられるとは思いますが、元々不便な人が、今、買い物弱者と言われる理由とはちょっとかけ離れていると思ってしまいます。


後、「買い物弱者」ってナニゴトですかね。
大規模商業施設の出店により、そういった施設からの利便性を享受できる人が増えたから相対的に、利用できない人を「弱者」呼ばわりしているとしたら、失礼な話しじゃないかと思います。


ちょっとそんな怒りもありますが、買い物という広い概念での議論よりも、生活の糧を如何に取得するかという観点で言えば、
『農林水産省の推計によると、生鮮品を扱う店まで五〇〇メートル以上の距離があり自動車を持たない買い物弱者は九一〇万人……』
と 言われる生鮮品を扱う店まで何メートルかはさておき、アクセスが著しく不便な人達がどう生きてきたかというと、自給自足、そのコミュニティの中での地産地消が成立していたのだと思います。
そのコミュニティの外から調達する必要があるものは、行商がくるか、そのコミュニティの誰かが外に買い付けに行くという事だったと思います。

そうやって生きている人達を、勝手に「弱者」と認定するのはウエメセじゃないかと思います。

むしろ外部への依存度が低い、サバイバーなので「強者」といってもいい気もするのは私だけでしょうが。。。

いずれにしても私が言いたいのは、その人個人であったり、そのコミュニティにおける最適な調達手段が有るわけで、勝手に一律の方式を押し付ける必要はないと思っています。

勝手なイメージとしては、インターネット販売(ネットスーパー)よりも、移動式コンビニの方が需要が有るんじゃないかと思っています。4トントラックくらいに色々積み込んで、行った街々で売ってくる。在庫の補充は各地のコンビニで。という形を取る、「新時代の行商」みたいなものが出てくるとかを期待しています。

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